
株式会社高島屋と文京学院大学は、9月22日(月)、産学包括連携協定を締結し、「ヒト×AIの共生による地域産業活性化プロジェクト」を開始した。
商品開発・店頭展開に加え、江戸小紋に限らない新たな活用方法も模索
高島屋は、呉服催事や美術工芸品の販売・展覧会を通じて、全国の産地、名匠とともに、きもの文化、伝統技術の未来への継承に取り組んでいる。
一方、文京学院大学経営学部のデザインの経営史研究ゼミ(担当教員:川越仁恵教授)は、江戸小紋制作において伝承が難しいとされる職人の技をデータサイエンスとデザイン思考で分析・方法化・実証し、伝統工芸の産業活性化をめざしている。
今回、高島屋の理念と文京学院大学の研究成果が合致し、地域産業の活性化を目的とした「ヒト×AIの共生による地域産業活性化プロジェクト」がスタートする運びとなった。今後は、文京学院大学と高島屋が連携することにより、商品開発・店頭展開に加え、江戸小紋に限らない新たな活用方法も模索する。
この連携のポイントは、以下の3つ。
■大学の研究成果を社会に還元
■ヒト×AIの共生による地域産業活性化(作り手の応援・モノづ
くり支援)
■産学間の情報交換を通じ、産業・社会の発展と人材育成に貢献
(坂土直隆)