
不動産の問題解決に特化したコンサルティング事業を提供する株式会社市萬は、持続可能な社会の実現および不動産業の継続的な発展に貢献することを目的として、大学研究室との共同研究を推進する産学連携プロジェクトを実施した。
入退居時に大量に発生するビニールクロスの張替えによる、CO2排出量の数値化などを研究
このプロジェクトは、大学の研究室と連携し、互いの知識やノウハウを提供することで、住環境を取り巻く課題解決策の提案や新たな研究成果の発表を目標とし、実施した。
プロジェクト開始にあたり、2024年4月に、武蔵野大学工学部サステナビリティ学科磯部研究室と連携協定を締結した。
これにより、「賃貸不動産の原状回復における脱炭素化の研究“ビニールクロス編”」に取り組み、不動産の入退居時に大量に発生するビニールクロスの張替えによるCO2排出量の数値化、張替え減などの対策によるCO2排出量の削減効果を研究した。
また、2024年4月に、東京工芸大学工学部建築コース森田研究室と連携協定を締結し、「ワンルームマンションの間取り変更を伴う長期活用に関する研究」を実施した。今年2月17日には、同研究室の学生が間取り二戸から一戸への改修「二戸一化」を、不動産保有者に向けて提案した。
(坂土直隆)